LINE MOBILEの契約をしてみる
先日からiPhone XS Maxと一緒にiPhone 6を使い始めているのだけど、やはりiPhone 6にもSIMを入れておいた方が使い勝手の面でよさそうな感じなのでMVNOのSIMを追加することにした。
iPhone 6はソフトバンクのSIMロックが掛かっているので、アンロック手続きをして、手持ちのドコモ系MVNO (BIGLOBE)の SIMを入れればいいかなと軽く考えていたけど、アンロックする段階で実はiPhone 6はアンロックの対象外機種ということを思い出した。
それではと、iPadで使っているソフトバンクのSIMを入れてみたところ、残念ながらこちらもアクティベートできず。手持ちのSIMではどうにもならなそうなので、ソフトバンク系のMVNOを検討することに。
ざっと検索したところいくつかソフトバンク系のMVNO事業者があるこ。その中でiPhone 6の動作確認が取れていて、かつデータ通信+SMSに対応、通信容量は1GB/月程度、基本料金が1000円以内という条件で絞っていくと、ちょうど良さそうなのがLINE MOBILEになった。と言ってもデータ通信プランであれば、契約縛りも厳しくないので使い勝手が悪ければすぐに解約してもいいかなという考え方で適当に選んだだけ。
手続きについてはデータ通信契約なので、クレジットカードだけ用意すればWebから数クリックで契約できるのだろうと簡単に考えていたけど、実はMNOより契約するのは面倒だった。
今回手続きした手順は以下のとおり。
1.Amazonでエントリーパッケージを購入する(所要日数2日)
これは契約事務手数料が割引になるパッケージ。届くのはコードだけだけど、何故かメールでもなくダウンロードでもなく、郵送で届く。なんらかの意図があるのかは不明な謎仕様。
2.LINE MOBILEのWebサイトからエントリーパッケージに記載されたコードと必要事項を入力する(所要時間5分)
LINE MOBILEのWebサイトから1で届いたコードを入力する。当然手作業での入力。
4.本人確認書類をアップロードする (所要時間2時間)
実は最近引っ越したばかりだったので、運転免許証が現住所に書き換えできておらず、パスポートで申請した。パスポートは補助書類(公共料金の領収書)が必要とのこと。こちらも引越し手続き中だったので、慌てて請求書をコンビニに持っていって支払い。iPhoneで各書類の写真を撮影してアップロードした。
データ通信プランは本人確認書類が不要という認識だったけどLINE MOBILEは何故か必須書類。IIJなど事業者によっては不要なので、書類関係の処理は違和感があるが、どうなんだろう。
5.SIMの到着を待ってアクティベートする(所要時間3日)
4の手続き日が日曜だったことが影響してか手続き完了の通知が来たのが月曜の午後で実際に到着したのが火曜日。マイページで開通の手続きをして作業は完了。Amazonでの購入からSIMのアクティベートまでトータル4日間だった。
申し込みからSIMの発送までの全ての工程がAmazonで完結すれば翌日到着するような気がするけど、頻繁に契約するようなものでもないので、まあいいかなと言った感想。
SIM自体はソフトバンクのものをそのまま使っていてLINE MOBILEのロゴが入っているようなことはない。
あとはSIMをiPhone本体に入れてAPNを設定すれば普通に使えるようになった。
エリアと通信速度
普段使っているキャリアがソフトバンクなのでエリアに関しては特に問題はなさそう。2台持っていても両者に差分があるようには見えない。
通信速度は、同じ場所時間で計測するとMNOソフトバンクの概ね半分くらいの速度。速くはないけど、普通にインターネットに接続する分には問題になることはなさそう。YouTubeも1080pまで途中で止まることなく観れた。
データ通信容量
スピードテストとかYouTube動画の再生検証とかしてたらあっという間に500MBを超えてしまったので、メインの端末でで使うにはあまりにも心許ない。あくまでもサブ機の位置付けという前提で使うのがいい。
まとめ
それにしてもスマートフォンの買い替えサイクルが長期化したとはいえiPhone 6でもiOS12にアップデートすることで息を吹き返したかのようにサクサク動き出すのには驚く。iOS12とiPhone XS Maxのような最新機種で使うのももちろん良いけど、用途によっては数年前のiPhoneでも十分実用になる。ロードバイクとママチャリ2台持ちみたいな。
しばらくこの体制で使って見るけどもしかするとメインとサブが入れ替わってるということになるかもしれない。
iPhone2台持ちというソリューション
iPhone XS Maxをしばらくの間使っていて基本的には満足しているけど、全てが完璧という訳でもなくいくつ気になる点もな部分も見えてきた。
大きさや重量はともかくとして、最も気になるのがマルチタスク的な作業をするとき。YouTubeを観ながらブラウジングしたり、過去メールを参照しながらメールを書いたりするのはストレスフル。
そこで、iPad Proを購入した時に何故か無料で付いてきたPhone 6を引っ張り出してきて2台持ちにすることに。
関係ないけどiPhone 6のスペースグレイって今見るとかなり自分好みの色なのでケースは使わずに裸で使っている。AndroidとiPhoneの2台持ちが色々遊べていいんだろうけど、連携の観点からは同じOSの方が使い勝手はいい。
通信環境をどうするか悩んだけど、やっぱりSIMが入っていた方が何かと便利なのでMVNOのデータSIMを契約することにした。まだSIMは到着していないけど。
自宅やカフェではだいたいこんな感じで使っていてMagic KeyboardとiPhone XS Maxをペアリングして入力しながらiPhone 6を参照系で使う。例えばメモアプリを使うときに過去に書いたメモを確認しながら新しいメモを書いたり、メモを見ながらリマインダーを作成するというのはよくあるユースケースだけど、一台の場合はアプリ間を行ったり来たりするのがiPhoneを使う上で一番面倒なところ。
2台が同じApple IDでログインしていれば、この点は見事に解消される。当然ユニバーサルクリップボードも使えるので、iPhone 6で表示しているテキストや画像をコピーしてiPhone XS MaxにコピーするといったiPadのSplitView的な使い方ができるので生産性はかなり向上する。
会議などでLightning - Digital AVアダプタとモニタに資料を表示するようなケースではiPhone 6で投影しながらiPhone XS Maxで議事メモを取るといったこともできるので、PCやMacだけを使うよりも便利。
iPadのSplitViewとは違って、同じアプリを同時に立ち上げることができるので、メールアプリやメモアプリなどを確認しながら、メールやチャットを返信したり、辞書を引きながら文章を書いたり、計算機で計算したりという作業ではかなり生産性が向上する。さらにApple Watchもあるので、最大で3つの画面を見ながら作業出来てしまう。
検証するにあたってiPhone 6のパフォーマンスに対する懸念点はあったけど、iOS12に更新した上で余計なアプリをインストールしなければ、かなり高速に動作するように感じる。4年も前に発売された機種なのに。
重量の観点で考えるとiPad Pro + SmartKeyboardが800g程度、iPhone XS Max + iPhone 6 + MagicKeyboardが600g程度なので若干軽くなる感じ。組み合わせも自由にできるので、全てを持ち出す日もあるしiPhone1台の時もある。管理する端末が増えるのは若干面倒だけど、バックアップ的な使い方もできるし、今となっては貴重な3.5mmのイヤフォンジャックも使えることを考えればiPhone2台持ちは多くのメリットが得られそうな感触。
子供がぐずった時にYouTubeを見せて機嫌を取るのにも2台あると二人で使えるのもいい感じ。
この組み合わせで使い出してからはiOSが苦手とするマルチタスクな作業系もストレスなくこなせるようになったので、i出番がかなり減っているiPadをどうしようかなと考えてるところ。
手ぶら通勤その後
7月から開始した手ぶら通勤。
夏の間はポケットが少ない服を着ることが多いので、Apple Watch 3とAirPodsだけで通勤していた。10月に入りジャケットを着る機会も増えたのと、新しいiPhoneを購入したこともあり、上記に加えてiPhoneも持ち歩くようにしている。ただポケットに入れると膨らむのが嫌なのでiPhoneはほぼ手持ちで、両手を空けたいときだけポケットに入れている。AirPodsのケースは意外に嵩張るので持ち歩かず本体を耳につけたまま。
手ぶら通勤を始めた当初は、何か起きたらどうしようと不安になることもあったけど、数十分程度の通勤で何かが起きるようなこともなく。ただし念のため災害時を想定し、会社から自宅間の徒歩ルートの地図のスクリーンショットと東京防災のkindle本をダウンロードしてオフラインでも見られるようにしている。
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二ヶ月強手ぶらで通勤した感想は、やはり重いカバンを毎日持ち歩かなくなると、体に与える負荷は相当軽減されるようで、酷かった肩凝りも相当軽減されている。同時に自律神経が安定するのか、精神的にも身軽になれるので、Apple Watchのリングが閉じていないときは、帰りにひと駅前で降車して家まで歩くというのも積極的にできるのは想定外の副作用だった。
そんな話を父親としていたら特に驚くようなこともなく「若い頃は俺も手ぶら通勤だったよ」と。新聞だけ片手に持って通勤していたようで、どうやらそれが特殊というわけでもなく、単に持ち歩くものがなく、手ぶら通勤が当たり前だったとのこと。逆に今の人は新聞や読書をやめて、スマートフォンばかり見ているのに、大きなカバンに何を入れて通勤しているのかと不思議だそうだ。
確かにYouTubeや画像検索でで昭和な通勤風景を検索してみると、むしろカバンを持っている人の方が少ないようにもみえる。今と比べて地獄のような通勤風景ではあるが。
ここ最近は調子に乗って、会社からの外出時も手ぶらにし始めた。必要に応じてHDMIのアダプタをポケットに入れて、Magic Keyboardを手持ちするようなこともあるけど、大体の打ち合わせはiPhoneさえあればなんとでもなるなと。
手ぶらで通勤、特に大きなデメリットもなさそうなので、しばらく続けてみるつもり。