Surface Studioで考えるコンピューティングの未来
突如マイクロソフトから発表されたSurface Studio。その外観とギミックから未来のコンセプトモデルかと思っていたら、販売前提の商品だった。OA用のデスクトップPCでも、ワークステーションでも、液晶タブレットでもないパソコン。Studioというネーミングは新たなカテゴリの提案なのか、単なるiMacキラーなのか。
Introducing Microsoft Surface Studio
Microsoft Surface Studio | App Partners
マイクロソフトに関してはOffice 365は快適だし、周辺機器も毎日手にしているので、商品やサービスは割と好きだったりするけど、ことSurfaceに関しては、期待大で購入したSurface RTでおいてきぼりにされ、Surface 3の非力に泣かされているといった事情もあるため、あまり良いイメージは持っていない。
それでも今回のSurface Studioには(細かいスペックは別として)コンピューティングのありかたを再定義してくれそうという意味で期待してしまう。
現状、OA系の作業ではiPad Proで十分こなせるし、むしろ中途半端なノートパソコンよりも快適だったりするので、個人的にはモバイル中心のワークスタイルの確立を目差している。反対にCPUやGPU、メモリをガリガリ使う用途では、Surface Studioのようなパソコンを利用してコンテンツを作り込んでいく、という二極化した方向に進むのかなと考えている。
いずれにしてもマウスやキーボードというようなレガシーのパソコンの使い方から、ペンとダイヤルという一歩も二歩も進んだ提案力のあるパソコンを出されると、既存のPCメーカはどんどん追い詰められて行くんじゃないかといった感触。
明日はアップルから新しいMacBookシリーズが発表される予定。MacBookがSurface Studioを凌駕する提案をしてくれるのか、事前リークのおさらいのような発表で終わってしまうのか。今日と明日で近い未来のコンピューティングが見えてくる気がしている。