Microsoft Universal Foldable KeyboardとiOS10
以前に購入したMicrosoft Universal Foldable Keyboardを10日間程度集中的に使っているが、iPadとの連携では満足する結果が得られそうな感触。理由は以下の通り。
モビリティの高さ
物理的に薄くて軽く二つ折りにできるため、別途キーボードケースなどを用意する必要もなくカバンに放り込んでおける。折りたたみ状態からキーボードを開くことがトリガーとなり電源が入りペアリングまで完了し、開いた時点でキーボードはスタンバイ状態になる。バッテリーについては、カタログ値で3ヶ月となっているけど、実際どの程度使えるのかは不明。購入してから一度も充電はしていないが、警告は出ていないので、少なくとも10日間の断続的な利用で切れる心配はなさそうな感触。ただしキーボード本体やiPadでバッテリ残量表示はないため、気が向いた時に充電しておいた方が精神的には良いはず。
打鍵感
これは完全に好みの問題だけれどSurfaceのTypeCoverに慣れた身としては、キーピッチ、キーストロークともに違和感なく使えている。キー配列がかなり特殊なので、そこはある程度の許容は必要。個人的にはエンターキー、右シフトキーのサイズ、カーソルキーの位置に慣れるのに時間がかかったのと、キー配列は日本語だけど入力は英語キーボードになる。その辺も考慮してか薄くであるが、キーに英語キーボードでの入力文字も印字されているので(2のキーに@マーク、8のキーに*など)、戸惑うことは少ない。
iOS10連携
購入したのとほとんど同じタイミングでiOSのバージョンを10にアップデートした。アップデートした当初は気がつかなかったけどiPadとキーボードをペアリングすると、iOS設定のキーボードの項目にハードウェアキーボードが表示される。
いくつか設定可能なパラメータがあるけど、頻繁に利用する日本語⇆英語の切り替えをCapsLockキーで変更できるように。今までは切り替えにCtrlキー+スペースキーから小指一本での切り替えが可能になったというわけ。
ショートカット
Universal Foldable Keyboardには⌘コマンドキーがあるため、iOSでも様々なショートカットが利用できる。
どのアプリを使っていても利用できるショートカット
キー | アクション |
---|---|
ホーム | ホーム画面表示 |
Lockキー | iPadをロック、ロック解除 |
⌘+Tab | アプリ切替 |
⌘+スペース | 検索画面表示 |
ホーム+スペース | Siriの起動 |
文字入力時に利用できるショートカット
キー | アクション |
---|---|
⌘+C | コピー |
⌘+A | 全て選択 |
⌘+V | 貼り付け |
⌘+X | 切り取り |
⌘+Z | 取り消し |
Shift+カーソル | 文字列選択 |
アプリで利用できるショートカット
アプリで利用できるショートカットアプリ別となっていて、⌘キーの長押しで利用可能なショートカットが表示される
Chromeではこんな感じ
Wordではこう
キーボードの専用キーとショートカットを使えばiPadの画面をタップしなくてもほとんどの作業を行うことができる。アップルのSmart KeyboardはiPadと接続して利用する前提。使い方にもよるけどBluetoothのキーボードの方が、キーボードとiPadの位置関係の自由度が高いので、個人的にはUniversal Foldable Keyboardの方が使い勝手はよいのかなと考えている。
追記
バッテリ残量はiPadのウィジェットで確認できそう