EPISODE 02

モバイルワークを試行錯誤するブログ

iPhone XS Maxの充電時間整理

iPhoneの充電環境がカオスになりすぎているので、今の環境と充電時間を整理してみた。充電時間は数%-100%になるまでの、おおよその時間。出力は最大値を採取していて、充電された容量によって変化するけど、その辺は厳密に記録していない。

iPhoneはWi-Fi,LTE,VPN,Bluetooth(Apple Watch 3)には接続済みで、当然PUSH通知も来るし、充電中に使ったりもしている。適当な検証方法だけど割と普段の使い方に沿っているはず。

充電の組み合わせと重電に利用した機材は以下の通り。

ACアダプタ ケーブル 最大出力 充電時間
1 USB電源アダプタ Lightning USB 5V/1A=5W 3.5H
2 Quick Chage3.0対応アダプタ Lightning USB 5V/1A=5W 3.5H
3 Apple 12W USB電源アダプタ Lightning USB 5V/2A=10W 2.5H
4 Power Delivery対応アダプタ USB-C to Lightning 9V/2A=18W 2H
5 Qi対応ワイヤレス充電器 USB-A to C 9V/0.83A=7.5W 3.25 H

ACアダプタ

1. USB電源アダプタは、iPhone付属のもの
2. Quick Chage3.0は、Omars APS-KI013W6-G
3. Apple 12W USB電源アダプタは、iPad Pro 10.5付属のもの
4. Power Delivery対応アダプタは、Huawei MateBook E付属のHuawei HW-200200JP0およびMacBook付属のApple 30W USB-C電源アダプタ
5. Qi対応ワイヤレス充電器は、ELECOM W-QS02と2.のACアダプタ

ケーブル

1〜3は、iPhone付属のLightningケーブル
4はApple USB-C to Lightningケーブル
5はワイヤレス充電器付属のUSB-A to Cケーブル

*USB-C to LightningケーブルはApple純正を利用しないと高速充電不可。

高速な順に並び替えると、

1. Power Delivery対応のUSB-C ACアダプタとUSB-C to Lightningケーブル
2. Apple 12W USB電源アダプタとLightning USBケーブル
3. 7.5W対応のワイヤレス充電機とQuick Charge 3.0対応ACアダプタ、ケーブル
4. iPhone付属のACアダプタと、Lightning USBケーブル
5. Quick Chage3.0対応のACアダプタと、Lightning USBケーブル

Power Delivery+USB-C Lightningの組み合わせが最も高速なのは想定通り。意外にもサードパーティ製のワイヤレス充電器がiPhone付属のACアダプタで充電するよりも短時間で充電が完了していた。もう少しロスがあってもいいかなと思っていたけど、Qiの充電効率は優秀な印象。iPhoneはQuick Chagegeに未対応だけど、一応5V/1Aで充電は可能。ただしiPhone付属のACアダプタ並みに時間がかかるので、緊急時以外は使いたくない。

どんな使い方がベストか

普段の使い方としては出かける1時間くらい前にPower Deliveryに対応した充電器を使って充電し、会社のデスクではワイヤレス充電を、出先ではPower Delivery対応のモバイルバッテリーとUSB-C to Lightningケーブルを使った高速充電というのが最も使いやすいかもしれない。

費用の観点

ただPower Delivery(9V/2A)対応のACアダプタとAppleのUSB-C to Lightningケーブルを揃えると少なくとも5,000円程度の投資が必要なので、その辺をどう考えるかは難しい。iPad Proを使っていれば付属のACアダプタとLightningケーブルを併用することでPower Deliveryとまではいかないけど、高速な充電ができる。実用的な充電速度かつ追加投資が不要。

つまり、
Power Deliveryで2時間程度の高速充電が必要な場合は、
9V/2A対応のACアダプタとUSB-C Lightningケーブルで5000円程度の追加投資が、

今までのiPhoneと同等の充電時間(2.5時間程度)で許容できる場合は、
iPad Proの12Wアダプタ(1800円)の追加投資、

ワイヤレス充電が必要な場合は、
ワイヤレス充電器と対応のACアダプタ(3000円〜5000円)程度の追加投資が必要になる。

ワイヤレス充電

充電時間は別として、最もストレスがなかったのがやはりワイヤレス充電。充電器を立てて使えば、顔とiPhone本体が正対するので、FaceIDと連携してロックが掛かっていないかのような使い勝手が実現できる。ただ本体を横にして充電を行うとFaceIDは認識しないので、動画を見たり、PowerPointなどの資料を見たりしている時にロックがかかると面倒な感じ。

参考

OmarsのUSBC モバイルバッテリー10000mAで、充電した結果は以下の通り。

充電方式 最大出力 充電時間
1 USB-C Power Delivery 9V/2A=18W 2H
2 USB-A充電 5V/2A=10W 2.5H
3 Qi対応ワイヤレス充電 9V/0.8A=7.2W 3.25 H

当たり前といえば当たり前だけどACアダプタを利用した際とほぼ同じ出力と充電時間が得られた。また上記モバイルバッテリーは、パススルーに対応していないためPower Deliveryで充電しながらワイヤレス充電は出来なかった。

色々なケーブルを着けたり外したりしていて気になったのはバグなのか仕様なのかわからないけど、画面がスリープ状態の時にLightningケーブルを挿しても充電が始まらないこと。この点は結構ストレスを感じるので、早急に改善して欲しい。