EPISODE 02

モバイルワークを試行錯誤するブログ

Xiaomi Mi In-Ear Headphone Pro HD ハイレゾイヤホン

少し前に中国土産として頂いたXiaomiのイヤホン。当時はiPhone 7を使っていたことからBeatsのヘッドフォンを利用していたこととiPhone 7からは3.5mmのイヤホンジャックが廃止されたことで、使う機会がなく、箱に入れたままにしておいたのだった。最近HuaweiのP10を使い出したことで、ようやく箱から出してイヤホンとして使えることになった。

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ところでXiaomiは音響機器メーカーではなく、スマートフォンメーカー。メインのスマートフォンやタブレットに加え最近ではWindowsPCやウェアラブル端末もリリースしていて、スマートフォンのグローバルでのシェアは5位に入るという。

残念ながらXiaomiは日本市場には進出していないので、スマートフォンやタブレットを使ったことはないけど、以前に手にしたUSB Type-CのACアダプタがかなり活躍していることもあり個人的には良いイメージを持っている。

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このイヤホン、実は日本でもAmazonなどの一部通販サイトで購入することができ、流通価格は3,500円程度となっている様子。

パッケージ

今どきのスマートフォン同様、きちんとした箱にパッケージされている。

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開けてみると本体の他、イヤーピースが4種類(XS/M/S/L)とポーチが付属していた。日本や欧米のメーカでこの価格帯だと、プラスチックのパッケージにされていたり、付属品も無かったりするので、かなり頑張っている印象。

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本体

見た目については有名所の音響機器メーカーのイヤホンと比較しても特段安っぽさは感じられない。むしろメタルなボディとその丁寧な加工から得られる印象は一昔前の中華メーカーのそれとは全く異なる。

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ハイレゾ対応ということもあって、本体サイズは若干大きいような気がするが、重量はその見た目に反して軽いことと、上述した複数のイヤーピースで耳にうまくフィットさせることができるため、数時間連続して装着していても特段疲れたり痛みを感じるようなことはないはず。

ケーブル

TPE素材でサラっとした感触。ケーブル長は1.25mとなっているが、絡まったりすることは少ない。耐久性に関してはまだ使い始めたばかりなのでよくわからないが、耐久性では悪名高いLightningケーブルのようにすぐ断線するようなことはなさそう。カバンにそのまま放り込んでおいても不安になることはなさそう。

音質

ハイレゾ対応のAV機器を所持していないので、Huawei P10とSpotify、iTunes Musicでの試聴になってしまうが、iPhone 7とBeatsの組み合わせと比較しても気になる点はない。

当然iPhoneやP10付属のイヤホンと比較するとその違いは明らか。低音から高音まで偏りなく解像感があって、耳に突き刺さるような嫌な音も感じない。通勤や通学の電車の中で聴くには十分すぎるクオリティ。スマートフォン付属のイヤホンからアップグレードしたら、かなり満足度できるはず。

リモコン

リモコンはシンプルに、音量調整、曲の再生・停止、変更、Google音声入力の呼び出しとなっている。ボタン間の幅も確保されていて、クリック感もあるので誤操作することもないはずだ。ただしiOS10では再生と停止だけしか反応しないので、実質Android専用と考えた方がいい。

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音楽以外ではカメラアプリでボタンを押すとシャッターが切れるので、手ブレを防いだり、三脚に乗せたりするときには活躍する。

マイク

電話で使ってみたが、相手側から特に音質についての指摘はなかった。携帯電話の音質自体がそれほど高いとはいえないこともあり、電話会議でも十分利用できるはず。 ただ、マイクには、ある程度指向性がありそうなので、動画の撮影や、会議での録音などは別の機材を使ったほうが良さそう。

全体的な感想

スマートフォンとの組み合わせで使う分には全く不満を感じるところはなく、パッケージ、付属品も含めてこの価格で本当に利益を出せているのか疑問に感じるほど。よくやってるなと感心してしまう。

絶対に中国メーカは嫌だという拘りがなければ、使ってみて損はしないはず。万が一耳に合わなかったり、数ヶ月で壊れるようなことがあったりしても、許せる価格設定なので、試聴感覚で買ってみてもいいと思う。

イヤホンだけでなく、スマートフォン、タブレット、PCなどは中国メーカの方が、デザインや品質ともに国内メーカより優れている部分は多くなってしまったなぁという印象。個人で使うには十分だろう。

懸念点があるとすれば事業・商品の継続性、サポート、保守に関しては未知数な部分が多いので、エンタープライズ用途で安心して利用するにはもう少し時間がかかりそうな気もするが。