Mate 10 Proで試したアクセサリ、周辺機器
Mate 10 Proを購入してからいくつかアクセサリを試してきたので、使ってみてよかったアクセサリ、あまり使い道がなかったアクセサリを整理しておく。全てのアクセサリがMate 10 Proと一緒に購入したものではなくて、以前から使っていたものもいくつかある。
ケース
試したのは以下3つのケース。
本体と同梱されていたTPUケース
可もなく不可もなく。純正品なのでサイズもピッタリで各ポートやスイッチ類と干渉するようなこともないので「おまけ」と割り切って使えば良いと思う。
数週間しか使っていないので、黄ばんだり焼けて変色したりするようなことはなかったけど、長期間の利用では経年劣化した時の変色はあるかもしれない。オプション品として追加購入できない点が気になるところか。
Huawei純正のフリップケース
商品名はSmart View Flip Cover Case。本体と同時に購入したけど、在庫が不足していたようで到着まで2週間ほどかかった。素材は樹脂と合皮で、価格の割にチープな感じがないのがいいところ。純正品なので上記TPUケース同様、各ポートやスイッチ類と干渉することはなかった。
価格は2,000円とリーズナブル。オートスリープに対応していて、フリップを閉じると端末はスリープになる。スリープ状態でも時刻や気温、SMS、不在着信が一部半透明になっているので、フリップを開かなくても確認することができるのが特徴。
このケースも数週間使ったけどMate 10 Proは指紋認証センサーが背面にあるため、ひっくり返すと指紋認証ができなくなってしまう。指紋認証をする度にフリップをひっくり返すのが面倒に感じてしまい、早々に別のケースへの買い替えを検討することになった。
MoFiのファブリックケース
AmazonのFire HDと一緒に購入したファブリックケースの手触りが気に入っていたので、似たような素材のケースを探していた。残念ながら国内の量販店や通販では見つけられなかったので、海外通販で購入。価格は送料込750円と非常にリーズナブル。
その価格から購入前は品質に大きな期待はしていなかったけど、実際に使ってみると、想定した以上に質感が良くいい意味で裏切られた感じ。ファブリック部分は汚れも付きにくく、汚れが付いたとしてもたまにざっと拭くことでキレイな状態を保てる。滑りにくい素材なので、端末を手から滑り落とすようなこともなさそう。ストラップホールもあるので、ストラップ好きな人にも良いかもしれない。
TPUや金属のケースと違って放熱が気になるけどそもそもMate 10 Proは使っていて発熱するようなこともなさそいうなので、しばらくはこのケースを使っていく予定。
ACアダプタ、充電ケーブル、モバイルバッテリー
Mate 10 Proは4000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、日々の生活でバッテリー残量を気にすることはほとんどない。
標準ACアダプタHW-050450J00とUSB Type A to Cケーブル
本体に付属しているACアダプタとケーブル。この組み合わせではHuawei 独自の5V/4.5A=22.5Wによる超高速充電が可能になる。バッテリー残量10%から100%の充電完了まで、1時間程度と非常に高速。起床してから朝出かける前に充電をしておけば、丸一日使えるくらいは充電できている感じ。
このアダプタとケーブルはMate 10 Pro購入前に使っていたHuawei P10と同じ型番なので、自宅に1個、予備として会社のデスクに1個置いて使っている。
RAVPowerのUSB 36W ACアダプタ
出張や外出でタブレットやラップトップが必要な時はRAVPowerのUSB-C 36W 2ポート充電器を持ち歩く。出力は20V/1.5A、15V/2A、9V/3A、5V/3Aとなっていて、Mate 10 Proの超急速充電はできないけど、9V/2Aによる高速充電はできる。
またポートが2個あるので、Mate 10 Proとタブレットとの同時充電もできる。重量も126gと軽量なこと、純正のACアダプタと異なりプラグ部分を本体に収納できるので、持ち運びには向いている。
RAVPower 20100mAh Type-C USBハブ モバイルバッテリー RP-PB059
容量が20000mAh超と大容量なこと、3台同時に充電できること、USBのハブとして利用できることが主な特徴。
ただし本体重量が372gとかなり重いので用途は限られる。2-3日の出張や旅行でラップトップやタブレットが必要かつUSBハブが必要なケースに限って持ち歩くくらい。ポートが多いので、複数の端末の充電が必要な場合や、家族旅行などには良いかもしれない。
MagSafe的なケーブル
Wskenというメーカのマグネットケーブル。アダプタをMate 10 ProのType -Cポートに差し込むことで旧MacBook Proのようにマグネット式で脱着可能になるというもの。
実際に使ってみると、
・電流が1A程度しか流れないため充電時間が長くなること、
・磁力がそれほど強くないため、少し触れるだけで外れてしまうこと、
・アダプタ部分を付けっぱなしにて充電時以外にも利用すると、ポケットからの出し入れ時に引っかかってしまうこと、
などから最初の数回使っただけで、すぐに使うのを止めてしまった。発想はいいと思うので、上記課題が解決できそうなケーブルが見つけられたら再度試してみたい。
キーボード、マウス
デスクトップモードと出先でテキスト入力する際に利用するため、外付けキーボードもいくつか試した。
PFU HHKB BT
Mate 10 Proと自宅のディスプレイを接続してデスクトップモードとして利用するときに、より快適なテキスト入力をしたいと考えて使ってみた。
3万円もする高級キーボードのため打鍵感に全く文句はないけど、Mate 10 ProとのBT接続があまり上手くいかず途切れたり、チャタリングが起きたりといった事象があり、早々に使うのを止めてしまった。
Logicool K780
HHKBの利用に難点があったので、LogicoolのK780を使ってみることにした。こちらはBluetooth接続ではなく、UnifyingというLogicool独自の規格を使って通信する。専用レシーバーが必要なのでMate 10 ProへはUSBハブを利用して接続。
こちらは通信が途切れたりチャタリングが起きたりといった現象もなく今のところ快適に利用できている。
Logicool MX Anywhere 2S
これもデスクトップモードで利用するために用意した。K780同様Unifyingによる接続ができるマウス。
Bluetooth接続もできるけど、上記HHKB BT接続同と同じく自宅でBluetooth接続すると、スムーズに動作しないことからUnifyingを利用して接続している。
価格が1万円前後とマウスとしては高額だけど、
・手へのフィット感が抜群なこと、
・ガラスやプラスチックの上でもトラッキングロストしないこと、
・USBで充電可能なこと、
・マルチデバイスで利用できること、
など、デスクトップモードで非常に使いやすいマウスなのでかなり気に入っている。
Logicool K380
こちらはK780のモバイル版の位置づけとして使ってみた。Unifying接続はできずにBluetooth接続のみ。
上がK780で下がK380
ケースなどに入れずにカバンにそのまま突っ込んでいるけど、壊れたりすることはなさそう。ただし若干重量があるので、出先でテキスト入力が多いときのみ持ち出している。利用頻度はあまり高くない。
Microsoft Universal Foldable Keyboard
モバイルキーボードの最終系がこのキーボードなのかもしれない。薄くて軽いことはもちろん、折りたたむことができるので、常にカバンに入れている。
コートやジャケットなど大きなポケットがあれば、カバンがなくても持ち歩けるサイズ感。
FENIFOX Bluetooth マウス
これも普段は使わないけど、緊急用としてカバンの中に常に入れている。
上記LogicoolのMX Anywhere 2Sと比べるとマウスとしての使い勝手はいいとは言えないけど、薄くて軽いし、USBで充電もできるのが特徴。出先でマウスがあった方が快適に作業したい時に限って使っているので、利用頻度は非常に低い。
Bluetooth接続は作業する時間が少ないせいか、出先での不具合は発生していないのでBluetoothを使ってマウスとキーボードを使っている。
USB Type-C HUB、ドングル、Type-Cケーブル
デスクトップモードで自宅モニタに接続する、充電する、HDMIを使ってモニタやプロジェクタに接続するときに利用したハブやケーブル類。
Samsung DeX Station
SamsungのS8シリーズでデスクトップモードを利用するときに必須となるDeX Station。Mate 10 Proでも同じように利用できるはず、と想定して使ってみた。
Mate 10 ProをDockに差し込むことでHDMI、USB Type-A×2、Type-C×1、およびEthernetポートが同時利用できるというもの。
想定した通りの動作はするけど、ケースを付けたままでは利用できないのが課題か。その点をSamsungが認識しているのか、MWC2018ではDeX Padとして新たなDockを発表していて、ケースを付けたままでも動作するようになりそう。機会があればこちらも試してみたい。
メーカー不詳 USB Type-Cハブ
上記DeX Stationの使い勝手がよければそのまま使おうかと思っていたけど、イマイチだったので、かなり前に手に入れたUSB Type-Cのハブを。メーカ名も型番も不詳。いつ買ったのか、どこで買ったのかも思い出せない。
HDMI、Type-AとCがそれぞれ1ポートずつ使えるので、自宅でデスクトップモードを使うときには、このハブを利用している。Mate 10 Proの充電、Unifyingレシーバー、HDMI出力を同時に行っているけど、安定して使えているのでしばらくはこのハブを使っていく予定。
Anker USB-C & HDMI 変換アダプター
会議室のモニタやプロジェクタに接続するためのドングル。
HDMIケーブルがある前提でしか利用できないけど、サイズが小さく邪魔にならないので、カバンに入れっぱなし。
RAVPower USB-C to HDMI ケーブル
HDMIケーブルがなく上記変換アダプタが使えないときにMate 10 Proから直接モニタやテレビに出力するときに利用している。ケーブル長が1.8mと長目なのでモニタの位置が動かせない場合でもMate 10 Proの取り回しはしやすい。
ELECOM USB3-CC5P10NBK
USB3.1 Gen2のデータ転送速度と最大20V/5Aでの充電に対応したUSB Type-C to Cのケーブル。Mate 10 Proと上記RAVPowerのACアダプタやモバイルバッテリーで充電するときや、SSDをMate 10 Proと接続した際のデータ転送用として使っている。丈夫なつくりなので断線などの心配はなさそう。
SSD
Mate 10 ProはSDカードが入らないため、外部ストレージとしてSSDを利用している。
Samsung T3
Samsung T3を。本体重量が51gと軽量な割に最大450MB/secという高速なデータ転送速度を実現している。
Type-CケーブルとMate 10 Proを接続するだけで、外部ストレージとして認識してくれるので使い勝手はWindowsやMacと変わらない感じ。
イヤホン
Mate 10 Proは3.5mmのイヤホンジャックポートがないので、以前iPhoneで使っていたAppleのAipPodsを使っている。
iOS機器と比べてペアリングにひと手間掛かるけど一度ペアリングしてしまえば、iPhoneと変わらない使い勝手が実現できる。バッテリー容量の確認はAirBatteryというアプリを使うことで実現できるので、バッテリー容量に不安を覚えるようなことはなさそう。
Apple Watch 3 LTE
電話を受けたり、メールの着信を確認したり、電子マネーで決済したり、電車に乗ったり。iPhoneとの一緒に利用する前提なのだろうけど、LTEモデルのため、普段はiPhoneなしでも利用できる。ただアプリをインストールしたりアップデートしたり、ファームウェアの更新をしたりするには、iPhoneは必要なので、iPhoneは手放せなくなるのが難点か。
AndroidのスマートウォッチでeSIM対応、電子マネー対応が出れば買い替えてもいいかもしれない。
まとめ
Mate 10 Proに限らず最近のAndroidはUSB Type-Cのポートを搭載してる機器が多いこともあり、WindowsやMacの周辺機器も利用できるようになってきている。とくにMacBookの影響か、Type-Cの周辺機器を数多くのかなから選択できるし、専用のドライバも不要で接続すれば、とりあえず使える状態にはなる。とはいえWindowsやMacと比べて制限があったり不具合があったりするので、現状はひとつひとつ検証していくしかなさそう。
また面白そうなアクセサリや周辺機器が出てきたら改めてエントリーしたい。