Huawei P10で有線LAN接続する
先日の出張先のホテルでアサインされたのがLTEの電波も弱く無線LANも設置されていないという、今どき珍しいネットワーク環境が脆弱なビジネスホテル。持っていったHuawei P10に入れて使っているSIMは、ソフトバンクをメインにして、万が一の不測の事態に備えてドコモのMVNO SIMを入れ2枚で運用している状況。
それにもかかわらず、いずれも窓の側ですら圏外と電波1本を行ったり来たりといった感じ。流石に2泊の出張でこの環境には耐えられないので、部屋の移動を申し入れたのだけど、残念なことに満室のため部屋の移動は難しいとのこと。
仕方ないので、壁から出ていたEthernetケーブルを利用してインターネット接続することに。慌てて取引先のSEから借用してきたのが、AppleのUSB-C - USB アダプタとUSB Ethernetアダプタ。インターネットへはP10 > USBアダプタ > Ethernetアダプタ > Ethernetというドングル、ケーブルまみれにして接続する。
単純にケーブルを繋げただけだとP10側で認識しなかったので、設定の開発者向けオプションからUSB設定を選択して、RNDIS(USB Ethernet)を有効にすると使えるようになった。
Ethernetに接続されると、ステータスバーに<…>のようなアイコンが表示される。
流石に有線だけあって100Mbps程度の速度で安定して通信できる。ワイヤレスの自由さは犠牲になったけど、ネットワーク接続自体は快適。今までスマートフォンやタブレットを有線でインターネット接続するという発想すらなかったので、ある意味良い気づきになった。
自宅に帰ってきて試しに同じ環境でルータに接続してみたのだけど、ホテル同様上下とも100Mbps前後という結果に。
無線だと200Mbps程度は出ているので、どこかがボトルネックになっている様子。
LANケーブルはCAT5eで、理論上は1Gbpsまで出るはず。なので、P10もしくはアダプタの性能の可能性が高そう。有線LANなんてほとんど使うこともなさそうなので100Mbps出ていればいいかなということで、ちゃんと切り分けてない。
今の日本の街中でソフトバンク、ドコモのLTEも無線LANも使えない状況なんて滅多にないし、そんな状況を想定してドングルを何本も持ち歩くのもアレなので、特に今後の対策は考えていないけど、いざとなればドングルを調達してくれば何とかなるということは認識できた。